ガラクタのすみか

「自分管理」について

今回は表題通り、「自分管理」について。
そもそも自分管理ってなんだよという話なので、解説。自分管理とはわたしの作った言葉で、作業時間と余暇に割いた時間のバランスを知り、満足度を高める手法のこと。またの名を人間嫌いが他人からの最低限の信用を得るための自己管理のこと。つまり、「記録と実行をベースにした等身大の自分を知る一連の作業」だ。自分がどういう行動に幸福を感じ、どういう行動に苦痛を感じるのかを把握しつつ、毎日の生活をそれなりに回していくための、スケジュール管理とtodo管理とライフログの手法だと思っていただけば、概ねあっている。そういうわけで、先程あげた3つの切り口から、自分管理を見ていく。
わたしはスケジュール・todo・ライフログを全てデジタルで管理している。これはリマインダーの利便性やどこからでも入力できるレスポンスの良さ、そして検索や一覧性の良さなどからである。キーボードのほうが入力が早く、思考に追いついてくれるからというのも大きい。
スケジュールはタイムツリーというアプリで管理している。カレンダーは友人と共有するものがひとつ、そして好きな実況者の生放送予定などを入れる、1人で使うカレンダーがひとつだ。基本的に予定は全て共有カレンダーに入れて、定刻の30分前~10分まえのどこかでリマインダーをかける。生放送の予定も10分前にリマインダーをかけている。自分の記憶力を信用していないからである。そもそも好きで追っている配信の時間すら忘れるのに、好きでもない予定を忘れないはずがない。そのくらいの気持ちでリマインダーに頼って生きている。
生活の中で出てくるやること・やりたいことは全てticktick(無料版)に集約している。リストの振り分けなどは一切行わず、全てをinboxに入れてから、やる日を決めて振り分けている。間違いなく優先されるべき事柄は、適当な時間にリマインダーをかけることもある。一日の途中でやることが増えたときも同様の手順を踏む。自分の使用用途では1週間単位でやることがわかれば十分な上、それ以上かかるタスクは間違いなく分解されることから、有料版で使えるカレンダービューに意義を感じていない。巷では有料版にすべきと言われているアプリだが、わたしの用途では無料版で十分すぎるほどの機能をこのアプリは提供していると思っている。
そして、ticktickに登録されたやることはticktickのポモドーロタイマーで実行する。設定は25分作業&5分休憩のセッションを3回行ったあと、30分の休憩を取るようになっている。通常のポモドーロ・テクニックのセッションより1回少ないのは、単にわたしの集中力が保たないだけだ。ポモドーロ・テクニック自体はかなり厳格に作業だけを行うものだが、わたしはそこまで厳格には従っていない。作業中に平然とトイレにも行く。その方が集中できるなら、それでいいのである。
そうして過ごした一日を、Notionでライフログに記録していく。まず、朝自動で作られたその日のページに睡眠時間を記録。夜にはその日一日のやる気と、自由記述式の日記を書き記していく。日記には作業記録をつけたりはせず、こんなことがあった、今日はつかれた、くらいの内容だ。作業記録をつけたこともあるが面倒で続かなかったので、結局この形式に落ち着いた。「厳格な続かない記録より、ゆるくても続く記録」がわたしの原則である。
以上が自分管理の手法である。ひとつひとつバラしてみていくと、実は大したことをしていない。やることを毎日書き出し、タイマーをかけて実行し、夜には今日あったことを記録する。1000文字以上長々と喋ったが、結局この一文に集約されるわけである。